2016年5月23日     Aloha!   Big Island Hawai‛i 島

【Hawaii島観光 南部~東部】プナルウ黒砂海岸  キラウエア火山

地球の生命を感じる火山の島 ハワイ島。火山島ならではの黒砂のビーチ、煙が立ち昇り続けるキラウエア火山の巨大カルデラ「ハレマウマウ火口」大地をかみしめてトレイルを歩き、自然の息吹を肌で感じてきました。


≪プナルウ黒砂海岸≫

黒砂海岸は、火山から噴出した溶岩が海中で急激に冷やされ砕けて粉々になった砂が蓄積された砂浜です。ウミガメが休憩して日光浴をしていることでも有名なビーチです。ウミガメは、ハワイ語で「Honu(ホヌ)」といい、ハワイでは神聖な生き物とされていてウミガメに近づくことは禁じられています。黒砂は手に取るとキラキラと光っています!黒砂を持ち帰ることも禁じられています。


≪キラウエア火山国立公園≫  地球上で最も活発な火山 ハワイ諸島の活火山

標高は 1,247m。キラウエア・カルデラは、キラウエア火山の山頂部分にあたります。キラウエア・カルデラの直径は 4~5km前後。深さは一番落差のある場所で130m。Kilauea(キラウエア)はハワイ語で「多くまき散らす・吹き出す」という意味で、溶岩が流れ出ることからついた名前だそうです。1916年に国立公園に制定され、今年≪2016年は100周年記念≫になります。


木漏れ日の中トレイル開始です。植物に囲まれ森林浴しながら、ゆっくりと癒しの気をいっぱい吸って・・・

<ハレマウマウ火口>を横に見ながらカルデラに沿ってトレイルしていきます。トレイルをしばらく行くと・・・  チャントを唱える聖地に到着。ハワイの人々から崇拝されているハワイの聖地に足を踏み入れる時には、「ハワイの歴史・文化・スピリット」に敬意を表し、自分の愛・スピリットを捧げ「Alohaの心」でハワイのスピリットとシェアしたいという気持ちを込めて神聖な気持ちで入ります。

柵が無く背部は絶壁の崖です!皆さん崖から落ちずに無事でホッとしました! 自然の驚異 迫力満点!


2009年のハワイ島旅行の時は「ジャガー博物館」側から「ハレマウマウ火口」を見ました。
写真中央は「ジャガー博物館」内の<ペレ>の肖像画です。

カイルア・コナの<コートヤードキングカメハコナビーチホテル>のロビーにもハワイアンアーティスト「Herb Kawainui Kane」さんが描いた<ペレ>の肖像画があります。ホテル1階はハワイ王朝にちなんだものが展示され、まるで「ハワイ歴史ミュージアム」のようです。

≪火の女神 ペレ≫
ハワイ島キラウエア火山のハレマウマウ火口に住み、自然のなかに息づいている火の女神。出会った男性を魅了してしまう美しい女神で、怒りっぽく嫉妬深く負けず嫌いで、彼女の怒りに触れると火山が爆発すると言われていました。ハワイアンにとっては「ペレの土地を借りている」という思想があり、ペレはとても重要な女神で、ペレに関する神話・伝説は数多くあります。

 


小道の両側に「オヒアレフア」の木々と花々が満開に咲いて、レフアに囲まれ贅沢なトレイルでした。(ちょうど満開の時期だったそうです!)

≪オヒアとレフア≫

火山の女神ペレが美しい青年オヒアにひとめぼれして、自分の恋人になるように迫るのですが、
オヒアにはレフアと言う恋人がすでにいたためペレを拒絶します。気が強く情熱的な「火山の女神」ペレは、拒絶されたことに激怒しオヒアを木の姿に変えてしまいました。オヒアを想い、泣き崩れるレフアの涙は大雨になり洪水を引き起こすほどになってしまいます。 それを見た他の神々が、魔法を解きオヒアを人間に戻すことはできないので、レフアをオヒアの木に咲く花の姿に変え、愛する二人が永遠に一緒にいられるようにました。「オヒアレフア」は、オヒアが木の部分で、レフアが花なのです。


オヒアレフアに囲まれた遊歩道を抜けると、あちらこちらの木々の間の地底から静かに水蒸気が立ち上ってきます。「スチーム・ベッド」では、噴火口から出る水蒸気が間近で見られます。
近づくと熱い蒸気と硫黄の臭いがして、地底の息吹を感じます。

「ボルケーノ・ハウスホテル」(写真中央やや上)「ボルケーノ国立公園内」にある1864年創業の老舗ホテル。地球の生命とダイナミックな大自然を感じた後は、「ボルケーノ・ハウス」でお買いものしてヒロの街へ

地球の生命とダイナミックな大自然を感じた後は、「ボルケーノ・ハウス」でお買いものしてヒロの街へ


2016年Hawaii島旅行記