2025年5月 オアフ島 最西端カエナポイント トレイル

≪ハワイ州が管理する自然保護区≫

絶滅危惧種の海鳥や10種類以上の鳥、ハワイアンモンクシールや植物が生息しています。古代ハワイアンにとって神聖な場所。

西海岸のヨコハマベイ側と北海岸モクレイア側からの2カ所のトレイル入口がありますが、今回はモクレイアからスタート。

ヨコハマベイとモクレイアの間は車道がないので徒歩のみです。なので…オアフ島は1周ドライブはできないですよ!

トレイル入口まではレンタカーで。車から離れる時は車上荒らし対策として、車内には物を残さないようにすることが大切!駐車場は自由に停められます。

犬やドローンは入れません。

片道約5km 往復で約2時間半~3時間。

美しい海や山々が広がり何度も写真撮影で立ち止まることも多く、予定より時間がかかってしまいました💦

ルートは山側や海側等いくつか選択できて好きな場所を歩いて行きます。海側は足元が砂地なので少し歩きにくい感じですが眺めはいいです!

モクレイア側はヨコハマベイ側のトレイルに比べると平坦と言われていますが、歩くルートによってはデコボコのコースもあります。コース選択は自由ですが、海岸ぎりぎりの場所は波に気を付けた方がいいですよ。

北海岸モクレイア側からのトレイルは、右手に美しい青い海とゴロゴロとした岩々。左手には縦に鋭く切り立った形状を持つダイナミックな壮観の山々。

道が途中崩れている箇所もありますが歩くことは可能なくらいでした。

トレイル最後の方に自然保護区に入る金網のフェンスがあります。

最後の方と言っても、フェンスに入ってからも結構歩きます…!

モクレイア側からしか見られない「Leina a ka Uhane(レイナ ア カ ウハネ)」の岩。
古代ハワイの伝説・・・ハワイアンの魂が天に召される別世界に旅立つと言われる聖なる岩です。
命が絶えた後ハワイアンの魂が岩の上から飛びたち、「善良な魂は右」へ「邪悪な魂は左」へ

到達点の灯台が見えてくる辺りは砂地になるので最後の頑張りで歩きます!

ハワイアンモンクシールやたくさんの野鳥にも出会えました。

 

ハワイのあちらこちらのビーチでも目にしますが、たくさんのナウパカの花が咲いていました。

「ナウパカ」の伝説・・・ナウパカは小さな半円の花の形

昔、「ナウパカ」と呼ばれる美しいプリンセスが、「カウイ」という言う普通の青年に恋をします。身分が違う2人は結ばれることができませんでした。ナウパカは耳に挿していた花を半分に分けて、カウイは海辺でナウパカは山で暮らすことになりました。その後、半分だけの形の花をつけるようになったそうです。山に咲くものを、マウンテン・ナウパカ、海側に咲くものはビーチ・ナウパカと言い、引き裂かれた2人の化身としてナウパカの花は半分ずつ海と山に咲いてます。


カエナポイントは「Ahupuaʻa(アフプアア)」の区域で、トレイル入口には写真のようなマークがあります。

「Ahupuaʻa(アフプアア)」は、古代ハワイの人々が使っていた土地区分のことです。

山の頂上から海に向かい水が流れていき、森や川や海からの自然の恵みで暮らしていた自給自足の村のような単位です。この境界線に豚の頭を模した木製偶像を祭壇に備えられたことから、Ahu(頭・祭壇)puaʻa(豚)と呼ばれるようになりました。


「Kaena(カエナ)」名前の由来・・・ハワイ島キラウエア火山に住む火の女神ペレと一緒にタヒチからやって来てこの場所に住み着いた従兄弟の名前という説と、カウアイ島から投げられた岩に当たってこの場所で命を落とした酋長の名前という説があるようです。

素肌に優しい風も吹いて、身体はトレイルで疲れていましたが心地よい癒しのひとときでした。